日本のバレンタインデーといえば、必ず思い浮かべるのがチョコレートを贈ることでしょう。ですが、実は海外のバレンタインデーは日本とは違いチョコレートを贈り物にすることがあまりありません。海外のバレンタインデーとは、どういったもので、どんな物を贈り物にするのか、バレンタインデーを過ごすのかについてご紹介します。
海外の バレンタインデーで義理チョコは浮気行為?
日本のバレンタインデーといえば、「女性から男性にチョコレートを贈る」ことが主流です。一方で、海外のバレンタインデーは日本とは違い、「男性から女性に贈り物をする」ことが主流ということをご存知でしょうか。
国によってそれぞれ、バレンタインデー事情が異なるので国別にピックアップして、バレンタインデー事情をご紹介しましょう。
◆オーストラリアのバレンタイン事情
男性から女性にディナーに招待したり、花束をプレゼントしたりするのが、オーストラリアの一般的な過ごし方です。日本のようにチョコレートを渡したり、告白したりする習慣はなく、すでに恋人同士であるカップルが一緒に過ごす日となっています。また、この日に宝石指輪を渡し、プロポーズすることもあるそうです。
◆アメリカのバレンタインデー事情
アメリカもオーストラリア同様、「男性から女性にプレゼントをする」ことが一般的です。オーストラリアとは違い恋人同士での贈りものだけでなく、友だちや子ども、親や家族にプチギフトやチョコレートなどのスイーツをプレゼントすることもあります。渡す相手により、贈りものはさまざまとなっていますが、花束を贈ることが多いようです。
◆イタリアのバレンタインデー事情
イタリアのバレンタインデーは「恋人たちの記念日」という意味があり、双方でプレゼントを贈りあうことが主流となっています。ですが、日本のように本命以外にプレゼントすることはありません。もし本命以外にチョコレートなどをプレゼントした場合には「浮気をした!」という、誤解を招いてしまうこともあるようです。
日本のバレンタインデーの始まりとチョコレート誕生はいつ?
バレンタインデーにチョコレートを贈る日となっているのは、実のところ日本だけということをご存知でしょうか。上記にも述べたように、海外ではチョコレートを贈りものにすることはあまりありません。では、どうして日本はバレンタインデーにチョコレートを贈る習慣が始まったのでしょうか。
日本でバレンタインデーにチョコレートを贈る習慣が生まれたのは、日本のお菓子業界が大きく関係しているといわれているのだとか。チョコレートを扱う、森永製菓・ソニープラザ・メリーチョコレートカンパニー・神戸モロゾフ製菓などといったさまざまなお菓子の企業が、バレンタインデーにキャンペーンをしたことが始まりとされています。
キャンペーンでは「女性から好きな男性にチョコレートを贈り、告白を」というような、意味のキャッチフレーズが掲げられました。このようなキャンペーンが「2月14日のバレンタインデー」=「チョコレートを贈りものに告白する日」という今の文化が生まれたきっかけとなったのです。
海外のバレンタインデーの贈り物はチョコレートだけではない
海外ではバレンタインデーでは、どのような贈りものをするのかご紹介します。
いろいろな贈りものがありますが、贈られるのはやはり「花束」が一番多いようです。その中でも特に多いのが「真っ赤なバラの花束」となっています。真っ赤なバラの花束には、「貴方を愛します」という花言葉があり、それが由縁だといえるでしょう。その他には、バラの花束と一緒に宝石などのジュエリーを贈ったり、ディナーへ招待したりといったことが多くなっています。
しかしながら、花束やジュエリーを贈るというのは、あくまでも一例です。一番大切にすべきなのは、自分の贈る相手が喜んでくれそうなものを選ぶということでしょう。
まとめ
それぞれの国によって、バレンタインデーの過ごし方は違ってはきますが、どこの国も「大事な・大切な人たちに贈り物をする」のが、バレンタインデーの主流の過ごし方となっているようです。チョコレートを楽しみながら大切な人と特別な時間を過ごすバレンタインデー。色々なプランを練って、素敵な時間を過ごしたいものですね。